技の匠ワークショップ第三弾!~竹ざる作り~
2月23日(土曜日)川崎町の技の匠・今田作美さんを講師にお迎えして、竹細工のワークショップを開催しました!
ぽかぽかとした気持ちのよいお天気の中、川崎町内外から、手仕事に興味のある方々が参加されました。
材料の竹は、町内で作美さん自ら採取してきた「すず竹」。
使うまで、編みやすいように水につけておきます。
そしていよいよ、ざる編みスタートです!
同じく竹細工の匠の鈴木信一さんもサポートに来てくださり、お二人で丁寧に教えてくださいました。
最初は「あれ、どこに通すんだっけ?」なんて戸惑っていた参加者のみなさんも、
だんだん慣れていき、編み方がわかってきたら、ひたすら編んでいきます。
同じことの繰り返しですが、ゆるまないように気をつけたり、だんだん丸みをつけるように
加減をしたり、考えながら手を動かさないといけないようで、奥が深いです・・・!
だんだん竹が乾燥してくるので、霧吹きで水をかけながら編んでいきます。
こうすることで竹がしなるようになって編みやすくなり、
また、しっかりと締めることができるそうです。
学生のときに一度習ったきりで、そのあとは独学で竹細工を作り続けてきた作美さん。
作りやすいように工程を工夫したり、道具も自分で考えて作ったものもあります。
写真の針のようなものは、竹を継ぎ足すときや、ふちを巻くときに使う道具で、
作美さんが考えて加治屋さんに作ってもらったもの。今では作れる人が身近に
いなくなってしまったので、失くさないように、片付けるときは一番に仕舞うんだ、
とおっしゃっていました。
型に着けてからは、立ち上がるように編んでいき、そして、最後の難関のふち巻。
先生の手を借りながら、無事に完成です!
みなさん、自分で作った竹ざるを手に、嬉しそう(^^)
私も見学させていただきましたが、暮らしに使う道具がこんなに手間暇をかけて
作られているんだなと実感しました。自分で作ったものなら、なおさら愛着もわき、
大切に使いたくなりますね。昔ながらの手仕事の素晴らしい技術が
これからも続いていったらいいなとあらためて思いました。
講師の今田作美さん、お手伝いに来て下さった鈴木信一さん、ご参加いただいたみなさん、
ありがとうございました!
これからもSPRINGでいろいろなワークショップを企画していきます。
今田作美さんのご紹介記事もぜひご覧ください。
川崎町の『技の匠』訪問 今田作美さん(竹細工)<外部リンク>